■会場研究会について■

第88回春陽展の入選者会場研究会は、絵画部・版画部とも4月16日(土)、国立新美術館の展示会場にて行われました。

【絵画部】
2011年4月16日(土)、第88回春陽展の会場研究会(批評会)が行われました。批評会は午後1時から3時までの2時間、会員が講師として3~4名ずつのグループに分かれて、各担当の部屋を批評して回りました。
出品者のうち202名の方が批評会に参加され、会場はなごやかに、又、時に厳しく、全ての部屋が熱気に包まれていました。
毎年の出品者に対しては前年度の作品と比較して成長の過程を見ながら、初出品の方には出品の感想も聞きながら、講師の方も真剣そのものです。問題点を提起しつつ意見を求めたり、叱咤激励したり、感心したり。時には笑い声の聞こえる時もありました。
春陽会は長年にわたり「研究会活動」を重視している会でもあります。年間を通じ全国の各地区での研究会活動も行っており、その中からは何人もの会員が輩出されています。
会場研究会は、展示会場という特別な場で他の作品と比較しながら自分の作品の批評を受けるということで、客観的に作品を見ることが出来ますし、又、普段接した事のない会員の講師からの意見も聞くことが出来ますので有意義な機会になることと思います。来年も会場研究会は行う予定ですので、出品者の方は積極的に参加されることをお勧めします。

文責 岸 鹿津代

【版画部】
春陽会は本年度第88回春陽展を開催することができました。東日本大震災の後も大きく揺れ動いた日本列島の中での開催に漕ぎつけられたことに感謝致します。
春陽展88年の歴史の中で、中止はただ一度のみという先達の精神の根底に流れる弛まぬ創作活動への情熱と、発表の場である展覧会開催への強い意志とその努力は今日の会員の中に受け継がれております。このような状況の中で今年も4月16日2時~4時迄会場批評会が行われました。
版画部では多種多様の版表現による制作の為、毎年2~3名の講師(版種別)をグループごとに各展示室に配置し、出品者が片寄る事のない作品講評を受けられるように配慮しながら、作品の制作過程におけるさまざまな問題点の提議、これからの方向性等を講師共々話し合える場を提供しています。研究会に熱心に参加されている方々の中には着々と成果を上げている方がいます。
春陽会では絵画、版画により構成されている利点を生かし、版画部としてはより自由な版表現による展開を視野にいれながら、駒井哲郎、北岡文雄などの先達が揚げ歩んだ詩的芸術性を持った「絵画としての版画」を目指し研究会活動を行っていると言えるでしょう。
ここ数年上昇傾向にあった版画部受講者でしたが、今年は大震災の影響等もあり、32名に止まりました。

文責 大久保 澄子

 

絵画部


版画部

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